お知らせ

2020.12.14

【お菓子なのに味噌?ゴボウ!?花びら餅のご紹介】御菓子所高木コラム2020年12月号

いつも御菓子所高木オンラインショップをご愛顧いただきましてありがとうございます。

今年もあと半月ほど。もういくつ寝るとお正月~♪と定番の曲が聴こえてきそうな時期になりました。

 

皆さま、「花びら餅」というお菓子をご存知ですか?

花びら餅は半分に折りたたんだ餅の中に甘く蜜漬けしたゴボウと味噌餡を包んだお菓子の事です。

 

一体なぜお菓子にゴボウや味噌が使われているのか不思議ですよね?和菓子や茶道の世界ではお正月の定番ですが、なかなか世間の方に認知されていない「花びら餅」について今回は深堀したいと思います。

 

花びら餅のルーツをたどると平安時代の宮中の新年行事である「歯固めの儀式」に辿り着きます。この儀式では丸い白餅の上に赤い菱餅を敷き、その上に猪肉や鮎の塩漬けなどをのせて食べていました。これが簡略化されて宮中雑煮(包み雑煮)と呼ばれる、薄い丸餅の上に赤い菱餅を乗せて鮎の塩漬けを二匹並べて白味噌を塗った形へ変化していきます。これがさらに簡略化されたものが現在の花びら餅で、鮎の塩漬けは蜜漬けのゴボウへ変わってお菓子へと姿を変える事となります。

 

明治時代になると、茶道裏千家の初釜(年の始めに行う茶会)で花びら餅を使う事が許可されてお正月のお菓子として全国に広まるきっかけとなります。今でも茶道の世界で初釜に使うお菓子と言えば、裏千家は花びら餅・表千家は常盤上用(白い上用生地で鮮やかな緑の餡を包んだ物。年明けより店舗受取限定・事前予約制にて毎年販売しております。)と決まっているのです。

 

御菓子所高木の花びら餅は、地元広島の味噌メーカー新庄みそさんの白味噌を使用しております。白ゴマと白味噌の香り豊かな味噌餡とゴボウのコリコリとした食感、さらに、餅のふんわりもっちりとした柔らかさを楽しめる花びら餅は年末年始のお正月限定のお取扱いでございます。これまで花びら餅を知らなかったと言う方も、ぜひ一度お召し上がりください。

 

↓↓この度、花びら餅も追加いたしました↓↓

 

年が明けると、御年賀のシーズンですね。

1年のご挨拶に大事な御年賀のマナーについても過去の記事でご紹介しております。こちらも是非ご覧ください。

 

また、新型コロナウイルスの影響で帰省を控える方も多いかと思います。ラインやスカイプ、zoomなどでオンライン帰省を試みる方は必見の記事も公開しております。様々なものを活用して健康に安心してこの年末年始を過ごしていただければと思います。

 

オンラインショップならびに店頭にて皆様のご来店をお待ちしております。

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