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2019.9.3

【十五夜、十三夜、十日夜って?お月見のいろは教えます】御菓子所高木コラム2019年9月号

※2022年8月17日に加筆しております。

 

いつも御菓子所高木オンラインショップをご愛顧いただきましてありがとうございます。

早いものでもう9月に入りました。9月のイベントと言えば、お月見・敬老の日・お彼岸とございます。今回はその中から、お月見についてご紹介致します。

 
そもそも、秋にお月見を楽しむタイミングは「十五夜」「十三夜」「十日夜」と3回ある事をご存知でしょうか?
 
 
歌にも出てくる「十五夜」はお月見と言えば最も有名ではないでしょうか。
 
2022年の十五夜は9月10日㈯となっていますが、これは旧暦の8月15日にあたる日を毎年十五夜としているためです。月齢を基準としているわけではないので、実は十五夜は必ずしも満月とは限らないのです。2022年に関しては2021年と同様に十五夜の夜が満月にあたりますが、年によっては満月と重ならない場合もあるのです。
十五夜のお月見の習慣は中国がルーツとなっており古くは貴族が楽しむ習慣でしたが、江戸時代以降庶民にも親しまれるようになりました。里芋など芋類の収穫祭も兼ねているため「芋明月」とも呼ばれています。
 
 
続いて「十三夜」は日本発祥のお月見です。
 
こちらは旧暦の9月13日を十三夜に定められており、2022年は10月8日が十三夜にあたります。十三夜は十五夜に次いで月が美しく見える日と言われており、「十三夜に曇りなし」と言われるほど晴れることの多い日だそうです。また、十五夜と十三夜どちらか一方だけにお月見をすることを「片月見」と言い、縁起が悪い事だとされています。
 
 
最後になりますのが「十日夜」です。
 
聞きなれない言葉ですが、「とおかんや」と読みます。これは東日本を中心に行われている風習で旧暦の10月10日もしくは新暦の11月10日に行われています。広島など西日本の方は馴染みのない風習かと思いますが、「亥の子」とよく似た風習でお月見という属性よりも収穫に対する感謝という属性が強いものとなります。
 
 
さらに、お月見で供えられるお供え物にもそれぞれ由来があります。
 
秋の七草にも数えられるススキは、秋の収穫物の代表である稲穂によく似ている事とススキの鋭い切り口が魔除けになるという由来があります。また、お月見団子はお月様のまんまるな姿を模しており、それを食べる事で健康と幸福が訪れるとされています。段々に飾る事にも意味があり、こうすることによって一番上の団子が霊界との懸け橋になると信じられているそうです。地域によっては、あんこを巻いたものなどのバリエーションがあるそうです。
 
 
本日ご紹介したお月見にピッタリのお菓子は、残念ながらオンラインショップではお取り扱いがございません。ですが、広島県内各店舗ではお月見団子などお月見には欠かせないお菓子を各種ご用意しております。ぜひこちらも併せてご覧下さい。
 
 

9月1日からお取扱いの開始する「鶴亀もなか 栗あん」を筆頭に今後続々と秋のお菓子も出てまいります。オンラインショップならびに店頭にて皆様のご来店をお待ちしております。
オンラインショップへはこちらから


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