2022.8.17
【十五夜に読みたい お月様の絵本のご紹介】御菓子所高木コラム2022年8月号
いつも御菓子所高木オンラインショップをご愛顧いただきましてありがとうございます。
9月10日は十五夜のお月見です。これまで「十五夜・十三夜・十日夜について」と「月と兎の関係について」の2本のコラムをご紹介してきました。
秋と言えば「運動の秋」「食欲の秋」など様々ありますが、今回は「読書の秋」という事でお月様をテーマにした絵本を3冊ご紹介致します。お子様への読み聞かせをする際や、プレゼントを選ぶ際の参考になれば幸いです。
①『おつきさまこんばんは』 0~2歳にオススメ
言わずと知れた林明子さんの名作のひとつです。林明子さんは『おててがでたよ』『くつくつあるけ』といった対象年齢が近い作品から『はじめてのおつかい』など3歳さんからも楽しめる作品、『魔女の宅急便』の挿絵に至るまで幅広く活躍してらっしゃる絵本作家さんです。
幼い頃は大きさや形が変わるお月様を見て、なんだか不思議な生き物のようにお月様を捉えているものです。そのお月様をおおきく、まんまるで表情豊かに描くことで一層活き活きして見えてきます。
何度も読み聞かせていくうちに「だめ だめ くもさん こないで こないで」や「おつきさま こんばんは」といったフレーズを子ども達も一緒に声に出してくれるようになります。裏表紙のお月様の表情がいたずらっぽく、とても可愛らしいので読み終わった最後に見せてあげるときっと喜んでくれることでしょう。
②『おやすみなさい おつきさま』 1歳~幼児にオススメ
オバマ元大統領も人生初めての絵本としており、1947年にアメリカで初版が発売されて以来、世界中でおやすみ前の読み聞かせ絵本として親しまれています。一面深緑の壁紙、椅子に座ったうさぎのおばあさん、ベッドに横になるうさぎのぼうや、毛糸にじゃれる子猫…少し不思議な空間で部屋にあるものひとつひとつにおやすみをいいながら眠りにつくお話です。
絵本を真似て周りを見渡しては全てのものにおやすみと語り掛ける子ども達も多いようで、その姿は大変かわいらしいものでしょう。ゆっくりとしたテンポと不思議な雰囲気で夢を見ているような気分になりながら子どもも大人も気持ちよく眠りに落ちていく事ができるのでおやすみ前の読み聞かせ時間の締めにもってこいの作品です。
③『パパ、お月さまとって』 3歳~にオススメ
『はらぺこあおむし』で有名なエリック・カールさんの作品です。お月様と遊びたいという娘の願いを叶えるべくお月様に交渉するお父さんは一体どのようにしてお月様を連れて帰るのか、そしてお月様はどうなっていくのかというお話です。
『はらぺこあおむし』と同様に仕掛け絵本になっていますので、ながーーいハシゴや、たかーーい山、おおきなお月様が出てきたりするシーンではページをめくる楽しさやワクワク感を味わう事ができます。※仕掛けがある分破れやすくなっていますので気を付けて扱うことをおすすめ致します。
今回はお月様の出てくる絵本の中から赤ちゃん~幼児さんが楽しんで頂けるものをご紹介致しました。どれも名作ばかりですので、お子様に読み聞かせをした思い出やご自身が読んでもらった思い出がある方もいらっしゃるかもしれません。読み聞かせる機会のない方も、あの頃を思い出してもう一度本棚から取り出してみてはいかがでしょう?
お月見に関するお菓子は生菓子の為、オンラインショップではお取り扱いがございません。広島県内各店舗ではお月見には欠かせないお菓子を各種ご用意しております。ぜひこちらも併せてご覧下さい。
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